プロポリス研究所

プロポリスは独特のにおいや味がする?

優れた効果効能をもつプロポリスは、あくまで健康食品であるため即効性はありません。毎日の継続摂取により力を発揮します。しかし、摂取する際に一つ問題があります。それは、プロポリス特有のにおいと味です。プロポリスのにおいと味が理由で摂取を断念される方もたくさんいます。購入する前にある程度理解したうえで始める方がきっとうまくいくでしょう。

プロポリスのにおいと味の正体は?

お世辞にもプロポリスの味は美味しいとはいえません。さらに、口に入れるとピリピリとした刺激があります。同じミツバチが作りだしたハチミツの味とは天と地ほどの差があります。

そもそもプロポリス独特のにおいや味の正体は何なのでしょう?
プロポリスは植物の新芽や樹脂に加え、ミツバチの分泌物などさまざまなものが混ざり合っています。そのため、プロポリスは味にも複雑さが増します。花の蜜が主原料であるハチミツとは原料から含まれている成分まで大きく異なるのです。

フラボノイド

苦味の成分の一つはフラボノイドにあります。フラボノイドは植物自身が紫外線や害虫から身を守るために作り出している物質です。植物の色素、苦味、辛味成分のもととなっています。植物は自ら渋みやえぐみのあるフラボノイドを作ることによって、他の生物に食べられるのを防ごうとしているのです。

プロポリスはミツバチが様々な植物の樹脂や花粉、蜜などを唾液と共に噛み続けることで作られます。そのためプロポリスには豊富なフラボノイドが含まれます。そのため、このフラボノイドの味が苦みとして目立ってしまうのです。

植物の成分

フラボノイドの他にも、香りの強い起源植物もにおいや刺激の原因になります。グリーンプロポリスの起源植物であるアレクリンや、ユーカリなどがその代表的な植物です。しかし、この独特の風味こそ、プロポリスが自然の中で完成する天然物質であることの証だといえます。

においや味は質に直結する

プロポリスの独特の味や刺激臭は、良質のプロポリスと粗悪品とを見極めるポイントにもなります。

純度の高いプロポリスや高品質なものほど独特のにおいと味を強く感じる傾向にあります。けれども、ピリッとした味の後に奥深い甘さ、そして心地よい樹木の香りと芳しい味わいを感じられます。良質のプロポリスほど単に苦い、臭いのではなく、植物の香りを感じやすいのです。反対に、粗悪品は匂いや苦みが強烈で、不快感を覚えます。後味も悪く舌の刺激も長く続きます。

プロポリスはまずくてとても飲み続けられないと感じた時は、もしかしたら質が悪いのかもしれません。

プロポリスとうまく付き合う方法

一般的なプロポリスの飲み方は水やお湯に数滴混ぜて飲みますが、この方法だとプロポリスのにおいや味を直に感じることになるため、最初は非常に飲みにくいです。健康のためだからといって、毎日の摂取が苦痛なのは好ましくありません。そこで、飲み方をちょっと工夫しましょう。色々な方法を試して自分に合ったものを選ぶといいでしょう。

濃い味の飲み物に混ぜて飲む

プロポリスの味が気になる方は、コーヒーやお茶、ジュースなど濃い味の飲み物で割って飲みましょう。原液であれば必要量がスポイドで数滴なので、濃い味の飲料と混ぜることで手間をかけずに飲むことができます。特に牛乳に入れるとまろやかになって飲みやすくなります。飲み物でなくても、ヨーグルトやジャムに混ぜるのもおすすめです。同じミツバチが作ったものであるハチミツとも相性が良いです。

薬や漢方などには飲み物との組み合わせにより有効成分の吸収を阻害したり副作用の心配もあったりしますが、プロポリスにおいてはそこまで神経質になる必要はないでしょう。

カプセルを利用する

市販のカプセルを購入し、カプセルにプロポリスを詰めて飲むという方法もあります。カプセルならば飲み込むのは一瞬なので、ほとんど味やにおいを感じませんし後味も残りません。

毎回カプセルを用意するのは手間がかかりますが、そのまま飲む方法よりも味や刺激は感じにくいため、はるかに飲みやすいです。

あらかじめ加工されたものを飲む

プロポリス製品の中には、飲みやすく香料を加えたドリンクやサプリメントなども多く出回っています。こういったプロポリスの加工品は、甘味や酸味などが添加されているため、最初から飲みやすい味に作られているものが多いです。また、ビタミンやミネラルなどプロポリスと相性の良い成分が含まれている製品もあります。よりストレスなく飲むことができるでしょう。

ただし、ドリンクやサプリメントなどは、他の成分が添加されているためにプロポリスの含有量が少なくなっている場合があります。購入する際はプロポリスがどのくらい含まれているのか、飲みやすくするためにどんな成分が添加されているかなどを確認しましょう。

あくまで健康食品であり、嗜好品ではない

「良薬は口に苦し」と言うように、プロポリスの原液は独特の味がして非常に摂取しにくいものです。しかし、逆をいえば加工されていない自然本来の味であり、効果も多いに期待できるともいえます。慣れればより簡単に摂取できるようになるでしょう。嫌々続けても意味はありません。もともとの目的である体の調子を整えるということを願って取り入れることが大切です。

[出典]
プロポリスはどんな味?
https://www.dupontatthecircle.com/donnnaaji.html

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